VDIのテンプレートに必ず入れて欲しい設定(Windows)
仮想マシンを利用者側から簡単にぶっ壊す方法があります。
それを回避するためにも、この設定はVDIに限らず一般ユーザ(定義が難しいですが具体的に言うとUSBを引っこ抜く前の作業は知っているけど、SCSIとかNICとかはわからない人)が使用する仮想マシンには入れて欲しいです。
Windowsをお使いの方であれば、画面右下(タスクバーの位置にもよりますが)の「∧」マークを見たことがあると思います。
「∧」 をクリックするとウイルスバスターやらOneDriveやら、起動中のサービスが表示されます。
その中にUSBのアイコンがあり、ここをクリックすることでUSBを安全に取り外せます。
今回の趣旨とは異なりますが、Windows10 でこの操作を行わないとUSBがぶっ壊れることがあります。ちなみに私は一回やらかしました。
そしてこの「∧」ですが、物理マシンだと接続しているUSBの一覧が表示されますが、仮想マシンだとやばいものが表示されます。
以下の画像をご覧ください。
しっくりこない方もいらっしゃるかもしれませんが、すごく説明をはしょると、上記のものを取り外すと仮想マシンが正常に動かなくなります。
一番下の[vmxnet3]あたりはNICなので外されても復旧できると思いますが、上二つはぞっとします。
今回タイトルにVDIの文字を入れたのは、VDIの環境によってはUSB接続を許可するような場合は、通常の仮想マシンよりもずっと「∧」をクリックする機会が多いと思ったからです。
そしてVDIの利用者は様々ですが、コンピュータ関連に精通していない人が多いかなと…。
実際「∧」押してずらっとなんかでてきたら全部外しそうな方とかいそうな気が…。
前置きが長くなりましたが、設定方法について記載します。
方法としては二つあります。どちらの方法も仮想マシンのシャットダウンが必要です。
(1)vSphere ClientもしくはvSphere Web Clientで仮想マシンの[設定の編集]画面を使用する方法
(2)仮想マシンの構成ファイルに直接設定を書き込む方法
おすすめは(1)で、今回記載する方法も(1)です。
これを回避する設定については次の記事で記載します。