カスタマイズ仕様で「コンピュータ名」を「仮想マシン名」と同じにするときに気を付けてほしいこと
カスタマイズ仕様とは、仮想マシンのクローンやVDIのデスクトッププールなどを作成する際に使用する設定です。
詳細は以前書いた「仮想マシンのクローン作成時にSIDを変更する方法」の記事をご参照ください。
このカスタマイズ仕様ですが、途中以下のような設定があり、ここで「仮想マシン名を使用」としたときには気をつけなければいけないことがあります。
それは仮想マシン名に"_"を入れないことです。
あと記号やら日本語やら、色々と仮想マシン名は設定できますが、望ましくはない設定であるものの、それをコンピュータ名にしない限りはまだいいかなと。
上記カスタマイズ仕様を使って、クローンの仮想マシン名に"_"を入れるとどうなるかというと、以下のようなエラーがでて、カスタマイズに失敗します。
"指定されたパラメータが正しくありません: spec.identity.userData.computerName"
このエラーを回避するには、仮想マシン名に"_"を使用することをやめるか、カスタマイズ仕様の設定を変更し、コンピュータ名に"_"が入らないようにします。
そしてこの事象ですが、vSphereに限った話だけではなく、コンピュータ名に"_"を入れるといろんな問題があるみたいです。
Customizing desktops with sysprep fails with the error: a specified parameter was not correct: \nspec.identity.userData.computerName (2009820)