仮想環境でメモリが足りなくなったときの状態について自分的メモ
一台の物理サーバで複数のサーバを稼働させることができるようになった仮想マシンは、CPUやメモリなどのリソースを共有しています。
そういったときは仮想マシンの
「監視タブ>使用率」の「ゲストメモリ」の枠に
共有→バルーン済み→圧縮済み→スワップ済み
といった順で現れます。
ちなみにゲストOSのパフォーマンスへの影響としては以下です。
共有<バルーン済み<圧縮済み<スワップ済み
なぜスワップ済みのメモリが発生する方がバルーン済みのメモリが発生するよりもゲストOSへの影響が大きいかというと、バルーン済みメモリはゲストOSに影響がなさそうな部分のメモリを回収していくわけですが、スワップ済みメモリの方はそんなん関係ないとばかりに一切配慮なく回収していくため、今まさに使っているメモリを奪っていく可能性が高いからです。
以下、わかりやすく説明してくださっているサイトです。マニュアルだとよくわからなかったので、ここで勉強しました。
vCenterで確認できるメモリ情報の見方について
vCenterで確認できるメモリ情報の見方について
あと、蛇足です。バージョンによって表記が違う件で。
表記注意(vSphere 5.5の表示→vSphere6.5の表示)
「ホストメモリ」 → 「仮想マシンのメモリ」
「消費」→「消費された仮想マシン」
「オーバーヘッド」→「消費された仮想マシン オーバーヘッド」